仕事の棚卸
こんにちは、起業支援相談員の加山晴猛です。
さて、年度末まで残すところ1ヶ月あまりになり、特に3月末決算の企業では今年度のシメに向けての追い込み仕事で慌ただしい日々をすごされているとと思います。
そんな中で、今年度の実行予定に入っていた案件のうち、着手できずに長い時間が流れていたり、着手したけれど思わしい結果が得られないまま続ける意欲を失い放置されていたりする、今年度の「やり残した仕事」はありませんか。
そして、その「やり残し」に手をつけない理由として、タイミングを逸したとか、時流に乗り遅れた、成長の期待ができない、手間や時間の割に大した利益にならない、といったことを自分や周りに対する言い訳にしていませんか。
確かに多くの案件の中にはその通りのものもあるでしょう。
「本当に大切なこと」とは、タイミングとか時流とかに関係なく、手間や時間をかけてもやるほうが良いもののことです。
そして、その理由として、「前にやったけどうまくいかなかった」、「以前の調査と試行をしてみたが大した利益をもたらさないと判断された」、「過去に成熟分野には手を出さないという意思決定がなされている」、といった主張が大手を振ってまかり通るようになるからです。こうした主張には、「前のやり方が適切だったのか」、「以前の調査と試行が充分であったのか」、「成熟分野という判断が正しかったのか」、といった疑念を抱くことさえ許さないという雰囲気がつきまとってしまいます。
このような現象が起るのは、そういった「やり残したこと」を、「やらない理由」を言い訳にして放棄してしまったのにもかかかわらず、自分の中では「必要がないから止めた」と言う理由にすげ替えてしまっているからです。
そうのような思い込みで自分を納得させるのではなく、「やり残していること」をそのまま受け止められれば、やり残した案件を再開するための「勇気」や「やる気」も生まれてくるはずです。
つまり、一度やると決めたのにできずに放っている案件は、必要がないから止めたことではなく「やり残したこと」として受け止めておくのです。また、「やり残している」という意識さえあれば、それを改めて再開する場合でも前向きに取り組むことができるのではないでしょうか。
適切なタイミングで周囲の状況をを見直し、「やり残したもの」を拾い上げてその実行を再検討してみることも意味のある仕事の「振り返り」「棚卸」ではないでしょうか。
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