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創業支援相談員ブログ

神戸で起業支援をおこなっている「SOHOプラザ」のブログです。 起業に役立つ情報を発信いたします。

Why と How

こんにちは、起業支援相談員の加山晴猛です。

連日、寒く乾燥した日が続いていますね。
新型も含めてインフルエンザが流行しているようですので、感染予防には十分に配慮しましょう。

さて、先日、ある相談者の方から資金調達についてのご相談がありました。
日本政策金融公庫の新創業融資を申し込まれたのですが、審査を通らなかった(融資が受けられなかった)というのです。だから、他の創業資金を調達する方法を知りたいというご相談でした。

通常、起業家の創業資金の調達方法は非常に限られています。
特に、無担保・無保証人でも低利で融資してくれる制度としては、金融公庫以外では市の「中小企業融資制度(起業家支援資金)」や県の「新規開業資金貸付制度」等が代表的ですが、両制度とも信用保証協会による保証が必要ですし、事業内容(事業計画等)を厳格に審査されることを覚悟しなければなりません。
一方、民間の金融機関からの資金調達は、事業内容の審査に加えて、かなりの資金力(資産)なり社会的地位のある第三者保証人をたてるか、融資額に相当する担保の提供がなければ新規開業資金を融資してもらうことはほぼ不可能です。
つまり、その相談者の方のように日本政策金融公庫の新規開業資金融資が受けられなかった場合、他の民間金融機関はもとより、公的融資を受けられる見込みもほとんどないと言っても過言ではありません。

そこで、その相談者の方と、「なぜ、日本政策金融公庫の新創業融資の審査に通らなかったのか」を振り返ってみること提案しました。つまり、「どうして(Why)」を考えることで、「どのように(How)」を見つけ出そうというのです。
審査が通らなかった要因をちゃんと把握することができれば、その部分を改善することで「資金調達」が可能になるかもしれないからです。また、日本政策金融公庫の融資審査が不調に終わった場合には、その理由はきちんと説明してもらえるはずですから、きちんと問いただしさえすれば解決の糸口を見いだすことができることもあります。

「とうして(Why)」という思いには、多くの場合、感情的な要素が含まれています。
例えば、上記の相談者の場合、「なぜ、お金を貸してくれないんだ。言われたとおりに提出書類をきちんと修正したし、要求された資料もきちんと添付した。そのうえ、面談でもきちんと事業の内容を説明したのに・・・とうして分かってくれないんだ!」といった具合です。
でも、不満や不信という感情を引きずったまま、いくら考えても良いアイデアや発想は出てきません。
その結果、「どうして(Why)、融資してもらえなかったのか」という思いのあまり、「資金を必要としている者の望みをくみ取ってくれない資金融資制度とは何(What)なのか」といった具合に、「問い」そのものを変えてしまっている方が結構いらっしゃいます。
「問い」を「それって何もの?(What)」に変えてしまったら、対処方法を見つけるため方法探しに目を向けなくなってしまうのです。

それでは、どうすればよいのでしょうか。
その方法は、実は、そんなに難しいことではありません。
「なぜ(Why)」という問いに対して「どのように(How)」という答えを考えるだけで解決に近づけます。
また、「どのように」の範囲を広げてつないでいくことで、より具体的な解決策を考えることができるようになります。
トヨタの問題解決手法に「なぜなぜ5回(現場で発生した問題の原因を究明するために、何度も繰り返して自分に「なぜ?」と問いかけることで、問題の真因に迫るという手法)」というものがありますが、まさしく「どのように」の範囲を広げてつないでいく作業に他なりません。

 起業相談では、皆様の「なぜ(Why)」に対してより広い範囲から「どのように(How)」を考えるお手伝いをさせていただいております。是非、ご活用下さい。

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