KYとTPO
こんにちは、起業支援相談員の加山晴猛です。
連日、猛暑の日が続いいますね。この猛暑はお盆あたりまで続くそうですので、既に夏バテの兆候があらわれてきたなんて人はご注意ください。もうすぐお盆休みが始まる企業も多いようですので、この長期休暇を利用してリフレッシュに努めたいものです。
さて、今や「KY」という言葉はほとんど方がご存じのことと思います。
その場の雰囲気や状況などを察する(感じて掴みとる)ことを「空気を読む」と表現しますが、「KY」はこの「空気」と「読む」の頭文字で、主に空気が読めない人を意味する俗語として使われています。女子高生を中心に若者の間では以前から使われていた略語が2007年頃にマスコミ等で話題となり、それ以降、一般でも広く使われるようになりました。
「KY」にはいろいろな派生語があります。以下にその一部をご紹介します。
AKY: 「あえて空気読まない」の略語。
周囲の雰囲気や状況を気にしない、振り回されないといった姿勢を意味する。
CKY: 「超空気読めない」の略語。
場の雰囲気や状況が読めない人や読めないことを意味する。
MKY: 「マジ、空気読まない」の略語。
KYと同様に場の雰囲気や状況を察することが出来ない人を指すが、MKYはそういった人への苛立ちや呆れが伴い真剣に言う場合に使用される。
SKY:スーパーKY。つまり、「スーパー空気読めない」の略語。
場の雰囲気を察することが人並み外れて出来ないこと及び、察することが出来ていない人を意味する。
KYR:「空気読める」の略語。
場の雰囲気や状況が察知出来る人や察知出来ることをいう。
これらの言葉を並べてみると、女子高生をはじめとするいわゆる「今時の若者」の発想の豊かさや柔軟さ、感受性の高さには感心させられます。また、彼ら、彼女たちは周りの人をよく観察し、的確にその状態を表現し分けていると感じます。
一方、私の年代になじみがある略語に「TPO」があります。「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場合)、Opportunity(機会)」の頭文字をとって、「時と場所、場合にあった方法や服装や態度、等」を意味する略語として使われています。例えば、新入社員研修や学生の就職活動支援の現場では、「社会人として、TPOをわきまえた態度や言葉遣い、服装を選ぶことが大切」といった教育がなされています。
これら2つの略語、「KY」と「TPO」には使われている時代や世代の違いはあっても、時代や世代を超えて共通する部分があると感じます。つまり、社会で生き抜くためには、今も昔も「自分本位の価値観や視点に固執するのではなく、自分の周りをよく見て、周りの状況を感じてつかみ取ることが大切である」という普遍的な発想です。
この発想はビジネスを進めていくうえでもとても大切です。特に今のように先が読みづらい時代でも、うまく機会を捉えてビジネスでの成功を収めていくためには、何よりもお客様のニーズや時代の流れ・変化の行方をいち早く、的確につかみ取ることが益々重要になっています。
起業を目指している人はもちろんですが、企業にお勤めの方や学生の方でも、自分が「CKY」「MKY」になっていないか、自分本位な価値観に縛られて独りよがりの「AKY」になっていないか、真の「KYR」として的確に「TPO」を把握できているか、を絶えず自己点検してみる姿勢を持つことが必要ではないでしょうか。
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