地域で違う
こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。
オリンピックに気をとられている間に、早くも3月になりました。暖かい日々が続き、春のにおいが少ししてきましたね。最近ちょくちょく県内のちょっと北の方に行くことが増えましたので、暖かいのはとても助かります。
北の地域への訪問は、あちこちのお店やメーカーのコンサルティングが目的です。私の住む神戸とは全く違う雰囲気の地域です。マーケティングを中心とした経営改善のアドバイスがテーマです。
ある飲食店で、メニューを見て驚きました。モーニングもランチも午後のメニューも、サービス満点でものすごくおトクなのです。例えば午後は、飲み物を頼むとシュークリームなどのデザートがついてきて、しかも選べるのです。これではなかなか利益はあがらないだろうとお話を聞くと、薄利多売でしんどいばかりとのこと。それなら少しくらいサービスの変更を検討してみては…と言いたいところです。
しかし、さらにお話を聞くと、それらのサービスは地域では標準的であるとのことでした。しかも常連さんが中心のお店ですので、簡単にサービスを変更するわけにもいきません。
都会であれば思い切って方向性を変え、新しいお客さんを獲得するという手段もないことはないですが、そもそも少ない人口の中で地元の人々に愛されてやってきているお店では、「今のお客さんの期待」を裏切ると一貫の終わりだと考えられます。
幸いそのお店は、薄利多売と言えどもきちんと利益をあげておられるため、サービス商品以外の魅力的な商品をアピールして客単価を上げる努力をするなど、小さな改善を積み重ねることとしました。
地域によって商売のやり方が異なってくるのは当然のことですが、人口特性が違うだけでなく「常識や習慣」が違うこともよくあることです。必ずしもそれを固く守らねばならないということではないのですが、その地域のお客さんがどんな消費習慣を持っているのかということはしっかり理解をしてビジネスをする必要があります。
知らない地域で開業するときは、まずは地元のお店に足を運んだり、住民の方の話を聞くなどして、よく理解するところからはじめることをお勧めします。
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