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創業支援相談員ブログ

神戸で起業支援をおこなっている「SOHOプラザ」のブログです。 起業に役立つ情報、日々の更新情報を発信いたします。

2009年12月24日

今年の総決算

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

今年も残り1週間となり、いよいよ今年最後のブログのお届けになりました。
2009年を通してご高覧を賜りました皆様には厚く御礼申し上げます。

  さて、この時期は今年1年を振り返り、今年の目標が達成できたかどうかがはっきりする時期です。私自身、今年1年を振り返ると、できたもの、1年の流れの中で方向転換したもの、残念ながらできなかったものもあります。でも、1年の活動全体として見れば、多くの方との出会いから多くのことを学ぶことができ、自分自身の成長を実感することができた充実した1年だったと感じています。特に、4月から当SOHOプラザの創業支援相談員として就任させていただき、多くの方々との出会いを通して多くのことを学ぶ機会を与えていただいたことは、私にとってとても幸運なことだと感じています。

皆さんの今年1年の総決算は如何でしょうか。

 一方で、今年は歴史が変る兆候だと思えることが多々ありました。この1年を振り返り、その兆候とは何だろうかと想いを巡らしてみるのもよいかもしれません。歴史の転換点とは後の世になってから気付くものだと言われています。マスコミが大々的に取り上げなかったことも結構ありますが、来年以降、それらの兆候がどのように変化し、来年以降のトレンドとして定着していくかを、周りの人たちと予測し合ってみるのも良いかもしれません。

  「流行」を表現する言葉として、トレンド(Trend)以外に「Mode(モード)」、「Fashion(ファッション)」, 「Vogue(ヴォーグ)」 等があります。また、特に一過性の流行(はやり)を表す言葉として「Boom(ブーム):にわか景気」や「Fad(ファド)」という言葉もあります。Fadの語源は、Fiddle-Faddle(ばかげたこと)の短縮形、またはフランス語のFadaise(くだらないモノ、無意味)の略などの説がありますが、その意味は「気まぐれ、物好き」や「一時的流行(Fashion、Vogueと同意)」を表しています。ビジネスでの成功を勝ち取るためには、これらの言葉の意味の違い認識して、今の兆候と重ね合わせて将来を予測することで将来の「トレンド」をつかむことがとても大切です。

 今の「流行」を判断するための切り口として、以下に2つの方法をご紹介します。ひとつは流行の発展過程(発生・成長から衰退・消滅まで)を6つの段階でとらえる方法で、もうひとつは流行を生成と消滅のパターンで分類する方法です。

流行の発展過程で捉える方法
① 潜在期 : ある様式が生み出され、それがごく限られた人々に取り入れられる(試行される)時期
② 発生期 : 試行過程を経て、新しい様式の存在が人々に知れ渡り、それに同調(共感)する人が現れる始める時期
③ 成長期 : 新しい様式に同調・共感する人々の数が急激に増加し、一斉に普及・拡大していく時期
④ 成熟期 : 普及が最高水準に達し、その以降の伸びが鈍化していく時期
⑤ 衰退期 : 後発的に採用する人もいるが、それ以上に採用をやめる人の数が増える時期
⑥ 消滅期 : 採用する人が少なくなり、その様式が消滅していく時期

流行の生成・消滅パターンで捉える方法
①  一般化型
 様式によっては成熟期に達した後、その社会での普及が永年的に維持される(定着)するものがある。ことに定着した生活様式は「文化」といわれ、相互の交流によって伝達・共有されるとともに発展する。
② 循環型
 一定期間をおいて繰り返し流行と衰退を繰り返す様式。このような流行には周期性がある。(アパレル業界でのスタイルや色彩の流行等)
③ 衰滅型
 一度流行したものの定着せず陳腐化してしまう様式。一過性のブーム。マスコミュニケーションの発達した現代社会では、特に流行の周期が短くなっており、爆発的に流行したかと思えば、あっという間に陳腐化する現象が多く見られる。

 以上の切り口を参考に、今の兆候がどのように変化し来年以降のトレンドとして定着していくのかを予測して、その機会を上手く捉えた者が、一発屋ではない真に持続性・継続的発展性のある事業を成し、成功を手にすることができるのです。

 それでは良い新年をお迎えください。
皆様にとっての2010年が幸多き1年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

Merry Christmas & A Happy New Year!

2009年12月17日

PR活動してますか?

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

 今年もあと2週間となり、いよいよ年の瀬が近づいてきました。
この時期に発表される財団法人日本漢字検定協会による「今年の漢字」は、京都・清水寺の恒例行事となった感がありますね。ちなみに、今年は「新」が選ばれましたが、皆様にとっての今年1年を総括することば何でしょうか。家族や友人とともに今年一年を振り返り、「私にとっての今年の一字」を発表してみるのもおもしろいのいではないでしょうか。

 さて、私は「今年の漢字」のニュースを聞くとある人物を思い出します。その方は著名なPRプランナーで、この企画を発案された方です。数年前に仕事の関係でその方とお話をさせていただく機会をいただいたのですが、恥ずかしながら、当時の私はPR会社という存在も知りませんでした。PR会社とは、どういう業態で、どのような商品・サービスを提供しており、広告代理店とはどのような違いがあるのかが理解できていませんでした。

また、当時の私は、PR(パブリック・リレーション)とはマーケティングミックス(4P)の中のプロモーション施策の一つとして、販売促進、広告、人的販売、パブリシティーと同等の位置づけで、いわゆる「広報」というもの程度の認識しかありませんでした。しかし、その方が「海外ではベンチャー企業は創業時から企業防衛(守り)のための弁護士と、企業認知向上(攻め)のためのPRプランナーを活用することは常識」とおっしゃったことが非常に印象的でした。また、「宣伝とPRは本来は全く違うモノである」ということをわかりやすくご説明いただいたことは、目からウロコが落ちる思いであったことを思い出します。

 PR(パブリック・リレーションズ)の本来の意味は、その言葉の意味の通り、主として組織(企業)と社会(公共=パブリック)の関係に関する考え方であり、その行動のあり方のことです。
そのため、本来の広報活動は、企業利益の追求した広告や宣伝・販売施策(いわゆるマーケティング・コミュニケーションズ)とは次元の違う位置づけのモノです。日本では、行政機関はPR業務を「広報」と訳して使用されてきましたが、民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が多く使われていました。それが「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになったことから、PRが元の意味から離れてきてしまい、PRと宣伝の違いも曖昧になったのです。しかし、最近は民間企業でもPR業務に「広報」と名称を使用し、宣伝業務と区別して扱うことが一般的になっています。

 ただ、広報という言葉にも、「パブリック・リレーションズ」の本来の意味である「組織と社会(パブリック)の良好な関係をつくり、維持していく」という意味合いが希薄であり、組織が一方的に情報を発信する行為と受け取られがちです。
しかし、PR(パブリックリレーションズ)活動では、その言葉が本来持っていた「公共を大事に考える」という意味を大切にすること、コミュニケーション技術ではなく、その中身を大切にすることが重要なのです。

 広報活動の対象は、その組織と何らかの利害関係のあるすべての人や組織(ステークホルダー)です。
企業であれば、製品を売るためのマーケティング・コミュニケーションズ、投資家(金融機関)や株主社員との関係(IR:インベスター・リレーションズ)、社員との関係(エンプロイー・リレーションズ)、その他の地域社会や各種行政機関との良好な関係を結ぶことも重要であり、それらすべての人々や組織と広く意見や情報の交換活動(双方向のコミュニケーション)を実践することが広報(PR)活動なのです。

 昔は情報伝達方法も限られていたため、新聞や雑誌・テレビなどの各種マスメディアが社会の意見を聞き、こちらの情報を広く伝えるという機能を代行してきました。そのためか、業歴の長い中小企業では広報活動に対する認識が低いように感じます。宣伝活動に多額のお金をかけても、広報活動は直接の利益に繋がらないから無意味(お金をかけることが無駄)と考えている経営者が多いように感じます。

 しかし、現代はネット社会の進展に伴い人々のコミュニケーションの範囲は格段に広がりました。ホームページやブログを通して、これまではなかなか接触できなかったような人々とも簡単に意見交換ができるようになりました。言い換えれば、中小・零細企業でも安価な費用で比較的簡単に社会との接点を作ることができ、社会の要望を聴取したり、企業の社会的認知を促進したりするための広報活動ができるのです。また、そのような活動が、市場環境変化の把握や企業文化の構築・変革、ひいては将来の企業業績向上につながるのです。

 中小企業経営者の皆様、これから起業されようとしている皆様も、広報の機能を最大限に活用するために、自分が中心となり、社会とのコミュニケーション活動を実践する「PR活動」をしてみてはいかがでしょうか。

2009年12月15日

プロの目と消費者の目

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。

今日はお2人の方の創業相談を受けました。
2つとも、業種はぜんぜん違いますが、私も住む地元で開業されるお店です。
いずれも、私自身が消費者としても興味を持てるお店で、開業されたらぜひ利用してみたいと思っています。

私はマーケティングが専門なので、もちろん自分がターゲットでないビジネスであっても、情報を集めてニーズを見出すことが必要になるケースも多いです。
さらに、自分が「こんな店なら利用したい」と思っても、それはあくまで個人的な一意見に過ぎず、盲信するのはきわめて危険であることも強く認識しています。

しかしそれでも、自分の消費者としての感覚や、消費生活の中で得ている情報は、大いに役に立つと思っています。

私が事業について考えるときは、プロの目と消費者の目を交互に使って見て行くようなイメージです。プロとしては様々な定石やフレームワークなどがあります。しかしそれだけでは実感として、「いけそう!」という感覚を得にくいこともあります。自分が消費者の視点にたち、またはターゲットの情報を得て、その人の視点に立ってみることで、ニーズや問題点などの仮説が見えてきます。

別の言葉で言うと、理性と感性を交互に使っているということかもしれません。

創業される方は、両方を使って事業を見てみて、どちらの面でも納得できる計画を作っていただければと思います。

【セミナー開催報告】「新米経営者のためのスキルアップシリーズ in KFM」《確定申告編》を開催しました

こんにちは。SOHOプラザ事務局です。

さて、先週の土曜日、12 月12日に、神戸ファッションマート内の

SOHO プラザ/KFM」にて、

「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《確定申告編》を開催しました。

  

講師は、神 戸ビズサポート総合会計の、難波先生村松先生です。

(村松先生は、SOHOプラザの専門家相談員として、月1回、会計・税務の

相談に応じて頂いてます)

 

セミナーでは、難波先生より、確定申告に関して、「所得の種類」「確定申告を

し なければならない場合」「控除(所得控除・税額控除)」な どについて、

説明がありました。

 

また、説明の後、個別相談を行い、参加者の色々な質問に対して、難波先生と村松

先生に答えていただきました。

 

今後もSOHOプラザでは、神戸ファッションマー トにて、以下の内容のセミナー

を行います。

 

ご興味のある方は、是非ご参加下さい。

お申込は、インターネット上より承っております。

 

(1)「事業計画書作成セミナー(実践編)」(全二回)

講師:大森 啓司氏(中小企業診断士)

一回 目:2010年1月16日(土) 13:00~17:00

二回目:2010年1月30日(土) 13:00~17:00

※ 対象:具体的な事業アイデアを 既にお持ちの方

 

(2) 「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《営業編》

講師:加山 晴猛氏(中小企業診断士)

2010 年2月6日(土) 10:00~12:30


(3)「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《宣伝編》

講師:箕 作 千佐子氏(中小企業診断士)

 2010年2月20日(土) 10:00~12:30

 

セ ミナーの詳細確認・参加申込は、

 http://www.soho-plaza.com/service/seminar.php 

にて、お願いします。

2009年12月10日

デフレ時代の勝ち組になる

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

年の瀬になり何かとあわただしい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
先日の政府発表の「デフレ宣言」に引き続き、昨日の内閣府発表GDP(国内総生産 7-9月期)改定値が速報値から大幅に下方修正されるなど、「デブレ色」がより鮮明になり不況の出口が見えないまま心落ち着かない年の瀬を迎えている方も多くいらっしゃる事と思います。

デフレーションとは、モノやサービスなどで広範に需要が供給を下回り、物価下落している状態のことをいいます。政府は「継続的な物価下落」と定義しています。デフレ下ではモノの価値が下がりカネの価値が上がるため実質的な債務負担が増加したり、売上が減少するなどして企業収益が減少します。日本では、2001年4月に戦後初めて政府が「緩やかなデフレにある」と認定し、今回の政府のデフレ宣言は、前回の2006年6月デフレ宣言から3年半ぶりのことになります。

そのように、企業が収益を維持することすら困難なデフレ下でも比較的順調に業績を伸ばしている、いわゆる勝ち組企業があります。アパレル、ファッション産業のユニクロやしまむら、エービーシー・マート、家具・インテリア産業のニトリ、外食産業ではゼンショウ(すき家)や吉野家、マクドナルド、王将フードサービスの名前がよく引き合いに出されます。これら企業は共に、低価格と独自の商品構成を武器として勝ち組になっている企業です。

その中でも牛丼市場は先のBSE問題以降の輸入牛肉価格の高止まりを背景に、牛丼価格をなかなか下げられない事情をかかえており、今まではカレーや豚丼等の低価格の新メニュの追加により集客を図ってきました。しかし、ここにきて他の外食産業との競争激化に伴う集客力低下から、牛丼チェーン最大手のすき家(ゼンショウ)が、ついに牛丼価格の大幅値下げを発表しました。並盛りを330円から280円に値下げするとのことで、2001年のデフレ不況時の価格までに引き下げられることになりました。松屋が12月3日から牛めし(並)を380円から330円に値下げした4日後のことです。吉野家やなか卯は期間限定の値下げキャンペーン等で集客を図っている様ですが、今のところ牛丼並の価格を吉野家は380円、なか卯は390円に据え置いたままです。今後、両社がどこまでこの価格で頑張れるかを見守りたいと思いますが、ここまでくると、牛丼業界も他の外食産業との対抗上、明らかに企業の存亡をかけた資本力(体力)勝負の消耗戦、我慢比べの様相を呈してきた様に感じます。

その一方で、マクドナルドはメガマックやクォーターパウンダー、シャカシャカチキン等の高付加価値商品の投入により、従来の低価格一辺倒の価格戦略を大きく転換し、商品力、業務効率を強化した真の「バリュー戦略」を展開することで好業績を維持していることは非常に興味深い現象です。
また、国産野菜へのこだわりと食の安全を前面に打ち出し、デフレ時代にあえて値上げに踏み切ったリンガーハットの取り組みも大変興味深いところです。
更に、同じファーストフードでも、昨年の小麦等の原材料高騰時に一斉に値上げされた立ち食いそば屋の価格が、このご時世でも一向に下がる気配がないのも、ある意味不思議な現象ですね。

これら、各企業の取り組みを観察していると、デフレ時代を生き残り、勝ち組なるいくつかのヒントが見えてきます。特に、資本力・企業力で劣る中小企業が大手企業の体力勝負の低価格戦略に追従することは、企業の死を意味します。リンガーハットのように企業のこだわりを前面に打ち出し、付加価値の高い商品・サービスを提供すること、マクドナルドの様に魅力ある品揃えと業務効率向上を図ることで収益を確保することは、経営管理の基本であり、業務改善の原点です。また、立ち食いそば屋のように、小さなスペース(すき間)での営業を実現することで初期投資や固定費を抑え、なお且つ立地特性に応じた地域密着型の経営形態を展開し、一定の固定客を確保することで収益が上げられる損益構造を構築することは、デフレ時代をしたたかに生き残るための有効な手段となります。

このように、中小・零細企業がこのデフレ時代を生き残り勝ち組になる方法は、顧客を見つめて、価格以外で顧客を満足させる方法や価値を見出すこと、無駄を省き筋肉質な経営体質を作り上げることに知恵を絞ることではないでしょうか。皆様も存分に脳を使って、それぞれの企業に最適なこの苦境を乗り切る方法を編み出して下さい。

なお、余談ではありますが、いつのころからかは定かではありませんが、マクドナルドのメニュー看板で「スマイル 0円」の表示を見かけなくなってしまったことを寂しく感じるのは私だけでしょうか?

2009年12月 8日

相談の失敗

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。

夏から立て続けにあちこちの創業塾にかかわってきましたが、ようやくひと段落。
先週は創業塾関連の相談会が集中し、7日間で3件行ってきました。

多くの相談を受けていると、「短い時間で満足いただけた!」というケースもある反面、「あまり納得いただけなかったな」と反省するケースも出てきます。

相談会のパターンは色々で、相談時間や事前情報の有無などで、どれくらいの価値を提供できるかが大きく変わってきます。
でも、今回多くの相談を続けて受けたことで、私との相談の中で失敗しやすいパターンというのに気づきました。

それは、「営業されちゃう」こと。
マシンガントーク的な営業がお得意の方に多いのですが、私が現状の問題点などについて、質問や確認、改善のアドバイスをすると、「いえでもこれは○○なので、大丈夫です」と必ず反論(?)されてしまうのです。結果的にその商品や事業のよさをアピールするばかりで、会話が前に進まないのですね。
質問に対するストレートな返答ならまだよいのですが、言いくるめようとするように、少し話がズレていても必死に返す言葉を考えておられる様子。
何度も角度を変えて、話を進めようとするのですが、十分に伝えきれないまま時間切れになってしまうことが多いです。

相談の場で身構えさせてしまうというのは、私自身の力量不足以外のなにものでもないので、毎回とても反省してはいるのですが、もったいないなぁと思うのも確か。
私たちコンサルは決して敵でも客でもなくて、事業をよりよくするために一緒に考える立場です。厳しいことを言うこともあるかもしれませんが、私がどう思うかということではなく、事業をよくすることに意識を集中していただければなと思います。

SOHOプラザの相談に来られる際は、ぜひリラックスしてお越しくださいね。
「どうやったらうまくいくか」ということを私も真剣に考えてお話しますので、楽しく前向きにお話しましょう。

2009年12月 1日

チラシを作ってみよう

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。
先日、「新米経営者のためのスキルアップセミナー 宣伝編」を実施しました。
ここでは、実際にやっている事業を、お客様に愛していただくためのお話をしましたが、これから創業される方にとっても、「宣伝」という視点をもって考えるというのはとてもよい判断材料になります。

たとえば、ビジネスプラン作りで迷われている方に、私が時々お勧めしているのは、「宣伝するつもりでチラシを作ってみてください」ということです。
新規のお客様は、広告などから情報を得て、買うか買わないか決めるわけですから、それを見て「欲しい」と思ってもらわなければならないわけです。チラシであれHPであれCMであれ同じです。
表現力は媒体によって異なりますが、なかなかたくさんの情報を伝えるのは難しいので、とにかく紙一枚で心を動かせるか?をまず考えることです。

チラシができたら、客観的な目で見やすくなります。他社との比較も、より客観的にできるようになります。
また、他の人に意見を聞く場合にも、とても役に立ちます。知人などにチラシを見せて「これ買いますか?」と聞いてみるといいのです。
ライバルのチラシと並べて、「どちらを買いますか?」と聞くのもいいですね。
いくつかのビジネスモデルで迷っている場合は、それもそれぞれチラシを作ってみるのもアリです。まずは紙に表現することで考えがはっきりするという効果もあります。

私自身も、ゲームソフトを作っていたときは、企画段階で「パッケージの裏面」をまず考えたりしていました。

ビジネスプランを書くのと近いのですが、チラシを作るというのはよりお客様視点を持つためのノウハウなんです。
ぜひ一度、やってみてくださいね。

神戸市の起業家支援施設 - SOHOプラザ起業家支援ブログ

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2009年12月24日

今年の総決算

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

今年も残り1週間となり、いよいよ今年最後のブログのお届けになりました。
2009年を通してご高覧を賜りました皆様には厚く御礼申し上げます。

  さて、この時期は今年1年を振り返り、今年の目標が達成できたかどうかがはっきりする時期です。私自身、今年1年を振り返ると、できたもの、1年の流れの中で方向転換したもの、残念ながらできなかったものもあります。でも、1年の活動全体として見れば、多くの方との出会いから多くのことを学ぶことができ、自分自身の成長を実感することができた充実した1年だったと感じています。特に、4月から当SOHOプラザの創業支援相談員として就任させていただき、多くの方々との出会いを通して多くのことを学ぶ機会を与えていただいたことは、私にとってとても幸運なことだと感じています。

皆さんの今年1年の総決算は如何でしょうか。

 一方で、今年は歴史が変る兆候だと思えることが多々ありました。この1年を振り返り、その兆候とは何だろうかと想いを巡らしてみるのもよいかもしれません。歴史の転換点とは後の世になってから気付くものだと言われています。マスコミが大々的に取り上げなかったことも結構ありますが、来年以降、それらの兆候がどのように変化し、来年以降のトレンドとして定着していくかを、周りの人たちと予測し合ってみるのも良いかもしれません。

  「流行」を表現する言葉として、トレンド(Trend)以外に「Mode(モード)」、「Fashion(ファッション)」, 「Vogue(ヴォーグ)」 等があります。また、特に一過性の流行(はやり)を表す言葉として「Boom(ブーム):にわか景気」や「Fad(ファド)」という言葉もあります。Fadの語源は、Fiddle-Faddle(ばかげたこと)の短縮形、またはフランス語のFadaise(くだらないモノ、無意味)の略などの説がありますが、その意味は「気まぐれ、物好き」や「一時的流行(Fashion、Vogueと同意)」を表しています。ビジネスでの成功を勝ち取るためには、これらの言葉の意味の違い認識して、今の兆候と重ね合わせて将来を予測することで将来の「トレンド」をつかむことがとても大切です。

 今の「流行」を判断するための切り口として、以下に2つの方法をご紹介します。ひとつは流行の発展過程(発生・成長から衰退・消滅まで)を6つの段階でとらえる方法で、もうひとつは流行を生成と消滅のパターンで分類する方法です。

流行の発展過程で捉える方法
① 潜在期 : ある様式が生み出され、それがごく限られた人々に取り入れられる(試行される)時期
② 発生期 : 試行過程を経て、新しい様式の存在が人々に知れ渡り、それに同調(共感)する人が現れる始める時期
③ 成長期 : 新しい様式に同調・共感する人々の数が急激に増加し、一斉に普及・拡大していく時期
④ 成熟期 : 普及が最高水準に達し、その以降の伸びが鈍化していく時期
⑤ 衰退期 : 後発的に採用する人もいるが、それ以上に採用をやめる人の数が増える時期
⑥ 消滅期 : 採用する人が少なくなり、その様式が消滅していく時期

流行の生成・消滅パターンで捉える方法
①  一般化型
 様式によっては成熟期に達した後、その社会での普及が永年的に維持される(定着)するものがある。ことに定着した生活様式は「文化」といわれ、相互の交流によって伝達・共有されるとともに発展する。
② 循環型
 一定期間をおいて繰り返し流行と衰退を繰り返す様式。このような流行には周期性がある。(アパレル業界でのスタイルや色彩の流行等)
③ 衰滅型
 一度流行したものの定着せず陳腐化してしまう様式。一過性のブーム。マスコミュニケーションの発達した現代社会では、特に流行の周期が短くなっており、爆発的に流行したかと思えば、あっという間に陳腐化する現象が多く見られる。

 以上の切り口を参考に、今の兆候がどのように変化し来年以降のトレンドとして定着していくのかを予測して、その機会を上手く捉えた者が、一発屋ではない真に持続性・継続的発展性のある事業を成し、成功を手にすることができるのです。

 それでは良い新年をお迎えください。
皆様にとっての2010年が幸多き1年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

Merry Christmas & A Happy New Year!

2009年12月17日

PR活動してますか?

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

 今年もあと2週間となり、いよいよ年の瀬が近づいてきました。
この時期に発表される財団法人日本漢字検定協会による「今年の漢字」は、京都・清水寺の恒例行事となった感がありますね。ちなみに、今年は「新」が選ばれましたが、皆様にとっての今年1年を総括することば何でしょうか。家族や友人とともに今年一年を振り返り、「私にとっての今年の一字」を発表してみるのもおもしろいのいではないでしょうか。

 さて、私は「今年の漢字」のニュースを聞くとある人物を思い出します。その方は著名なPRプランナーで、この企画を発案された方です。数年前に仕事の関係でその方とお話をさせていただく機会をいただいたのですが、恥ずかしながら、当時の私はPR会社という存在も知りませんでした。PR会社とは、どういう業態で、どのような商品・サービスを提供しており、広告代理店とはどのような違いがあるのかが理解できていませんでした。

また、当時の私は、PR(パブリック・リレーション)とはマーケティングミックス(4P)の中のプロモーション施策の一つとして、販売促進、広告、人的販売、パブリシティーと同等の位置づけで、いわゆる「広報」というもの程度の認識しかありませんでした。しかし、その方が「海外ではベンチャー企業は創業時から企業防衛(守り)のための弁護士と、企業認知向上(攻め)のためのPRプランナーを活用することは常識」とおっしゃったことが非常に印象的でした。また、「宣伝とPRは本来は全く違うモノである」ということをわかりやすくご説明いただいたことは、目からウロコが落ちる思いであったことを思い出します。

 PR(パブリック・リレーションズ)の本来の意味は、その言葉の意味の通り、主として組織(企業)と社会(公共=パブリック)の関係に関する考え方であり、その行動のあり方のことです。
そのため、本来の広報活動は、企業利益の追求した広告や宣伝・販売施策(いわゆるマーケティング・コミュニケーションズ)とは次元の違う位置づけのモノです。日本では、行政機関はPR業務を「広報」と訳して使用されてきましたが、民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が多く使われていました。それが「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになったことから、PRが元の意味から離れてきてしまい、PRと宣伝の違いも曖昧になったのです。しかし、最近は民間企業でもPR業務に「広報」と名称を使用し、宣伝業務と区別して扱うことが一般的になっています。

 ただ、広報という言葉にも、「パブリック・リレーションズ」の本来の意味である「組織と社会(パブリック)の良好な関係をつくり、維持していく」という意味合いが希薄であり、組織が一方的に情報を発信する行為と受け取られがちです。
しかし、PR(パブリックリレーションズ)活動では、その言葉が本来持っていた「公共を大事に考える」という意味を大切にすること、コミュニケーション技術ではなく、その中身を大切にすることが重要なのです。

 広報活動の対象は、その組織と何らかの利害関係のあるすべての人や組織(ステークホルダー)です。
企業であれば、製品を売るためのマーケティング・コミュニケーションズ、投資家(金融機関)や株主社員との関係(IR:インベスター・リレーションズ)、社員との関係(エンプロイー・リレーションズ)、その他の地域社会や各種行政機関との良好な関係を結ぶことも重要であり、それらすべての人々や組織と広く意見や情報の交換活動(双方向のコミュニケーション)を実践することが広報(PR)活動なのです。

 昔は情報伝達方法も限られていたため、新聞や雑誌・テレビなどの各種マスメディアが社会の意見を聞き、こちらの情報を広く伝えるという機能を代行してきました。そのためか、業歴の長い中小企業では広報活動に対する認識が低いように感じます。宣伝活動に多額のお金をかけても、広報活動は直接の利益に繋がらないから無意味(お金をかけることが無駄)と考えている経営者が多いように感じます。

 しかし、現代はネット社会の進展に伴い人々のコミュニケーションの範囲は格段に広がりました。ホームページやブログを通して、これまではなかなか接触できなかったような人々とも簡単に意見交換ができるようになりました。言い換えれば、中小・零細企業でも安価な費用で比較的簡単に社会との接点を作ることができ、社会の要望を聴取したり、企業の社会的認知を促進したりするための広報活動ができるのです。また、そのような活動が、市場環境変化の把握や企業文化の構築・変革、ひいては将来の企業業績向上につながるのです。

 中小企業経営者の皆様、これから起業されようとしている皆様も、広報の機能を最大限に活用するために、自分が中心となり、社会とのコミュニケーション活動を実践する「PR活動」をしてみてはいかがでしょうか。

2009年12月15日

プロの目と消費者の目

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。

今日はお2人の方の創業相談を受けました。
2つとも、業種はぜんぜん違いますが、私も住む地元で開業されるお店です。
いずれも、私自身が消費者としても興味を持てるお店で、開業されたらぜひ利用してみたいと思っています。

私はマーケティングが専門なので、もちろん自分がターゲットでないビジネスであっても、情報を集めてニーズを見出すことが必要になるケースも多いです。
さらに、自分が「こんな店なら利用したい」と思っても、それはあくまで個人的な一意見に過ぎず、盲信するのはきわめて危険であることも強く認識しています。

しかしそれでも、自分の消費者としての感覚や、消費生活の中で得ている情報は、大いに役に立つと思っています。

私が事業について考えるときは、プロの目と消費者の目を交互に使って見て行くようなイメージです。プロとしては様々な定石やフレームワークなどがあります。しかしそれだけでは実感として、「いけそう!」という感覚を得にくいこともあります。自分が消費者の視点にたち、またはターゲットの情報を得て、その人の視点に立ってみることで、ニーズや問題点などの仮説が見えてきます。

別の言葉で言うと、理性と感性を交互に使っているということかもしれません。

創業される方は、両方を使って事業を見てみて、どちらの面でも納得できる計画を作っていただければと思います。

【セミナー開催報告】「新米経営者のためのスキルアップシリーズ in KFM」《確定申告編》を開催しました

こんにちは。SOHOプラザ事務局です。

さて、先週の土曜日、12 月12日に、神戸ファッションマート内の

SOHO プラザ/KFM」にて、

「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《確定申告編》を開催しました。

  

講師は、神 戸ビズサポート総合会計の、難波先生村松先生です。

(村松先生は、SOHOプラザの専門家相談員として、月1回、会計・税務の

相談に応じて頂いてます)

 

セミナーでは、難波先生より、確定申告に関して、「所得の種類」「確定申告を

し なければならない場合」「控除(所得控除・税額控除)」な どについて、

説明がありました。

 

また、説明の後、個別相談を行い、参加者の色々な質問に対して、難波先生と村松

先生に答えていただきました。

 

今後もSOHOプラザでは、神戸ファッションマー トにて、以下の内容のセミナー

を行います。

 

ご興味のある方は、是非ご参加下さい。

お申込は、インターネット上より承っております。

 

(1)「事業計画書作成セミナー(実践編)」(全二回)

講師:大森 啓司氏(中小企業診断士)

一回 目:2010年1月16日(土) 13:00~17:00

二回目:2010年1月30日(土) 13:00~17:00

※ 対象:具体的な事業アイデアを 既にお持ちの方

 

(2) 「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《営業編》

講師:加山 晴猛氏(中小企業診断士)

2010 年2月6日(土) 10:00~12:30


(3)「新米経営者のためのスキルアップシリーズ」《宣伝編》

講師:箕 作 千佐子氏(中小企業診断士)

 2010年2月20日(土) 10:00~12:30

 

セ ミナーの詳細確認・参加申込は、

 http://www.soho-plaza.com/service/seminar.php 

にて、お願いします。

2009年12月10日

デフレ時代の勝ち組になる

こんにちは、創業支援相談員の加山晴猛です。

年の瀬になり何かとあわただしい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
先日の政府発表の「デフレ宣言」に引き続き、昨日の内閣府発表GDP(国内総生産 7-9月期)改定値が速報値から大幅に下方修正されるなど、「デブレ色」がより鮮明になり不況の出口が見えないまま心落ち着かない年の瀬を迎えている方も多くいらっしゃる事と思います。

デフレーションとは、モノやサービスなどで広範に需要が供給を下回り、物価下落している状態のことをいいます。政府は「継続的な物価下落」と定義しています。デフレ下ではモノの価値が下がりカネの価値が上がるため実質的な債務負担が増加したり、売上が減少するなどして企業収益が減少します。日本では、2001年4月に戦後初めて政府が「緩やかなデフレにある」と認定し、今回の政府のデフレ宣言は、前回の2006年6月デフレ宣言から3年半ぶりのことになります。

そのように、企業が収益を維持することすら困難なデフレ下でも比較的順調に業績を伸ばしている、いわゆる勝ち組企業があります。アパレル、ファッション産業のユニクロやしまむら、エービーシー・マート、家具・インテリア産業のニトリ、外食産業ではゼンショウ(すき家)や吉野家、マクドナルド、王将フードサービスの名前がよく引き合いに出されます。これら企業は共に、低価格と独自の商品構成を武器として勝ち組になっている企業です。

その中でも牛丼市場は先のBSE問題以降の輸入牛肉価格の高止まりを背景に、牛丼価格をなかなか下げられない事情をかかえており、今まではカレーや豚丼等の低価格の新メニュの追加により集客を図ってきました。しかし、ここにきて他の外食産業との競争激化に伴う集客力低下から、牛丼チェーン最大手のすき家(ゼンショウ)が、ついに牛丼価格の大幅値下げを発表しました。並盛りを330円から280円に値下げするとのことで、2001年のデフレ不況時の価格までに引き下げられることになりました。松屋が12月3日から牛めし(並)を380円から330円に値下げした4日後のことです。吉野家やなか卯は期間限定の値下げキャンペーン等で集客を図っている様ですが、今のところ牛丼並の価格を吉野家は380円、なか卯は390円に据え置いたままです。今後、両社がどこまでこの価格で頑張れるかを見守りたいと思いますが、ここまでくると、牛丼業界も他の外食産業との対抗上、明らかに企業の存亡をかけた資本力(体力)勝負の消耗戦、我慢比べの様相を呈してきた様に感じます。

その一方で、マクドナルドはメガマックやクォーターパウンダー、シャカシャカチキン等の高付加価値商品の投入により、従来の低価格一辺倒の価格戦略を大きく転換し、商品力、業務効率を強化した真の「バリュー戦略」を展開することで好業績を維持していることは非常に興味深い現象です。
また、国産野菜へのこだわりと食の安全を前面に打ち出し、デフレ時代にあえて値上げに踏み切ったリンガーハットの取り組みも大変興味深いところです。
更に、同じファーストフードでも、昨年の小麦等の原材料高騰時に一斉に値上げされた立ち食いそば屋の価格が、このご時世でも一向に下がる気配がないのも、ある意味不思議な現象ですね。

これら、各企業の取り組みを観察していると、デフレ時代を生き残り、勝ち組なるいくつかのヒントが見えてきます。特に、資本力・企業力で劣る中小企業が大手企業の体力勝負の低価格戦略に追従することは、企業の死を意味します。リンガーハットのように企業のこだわりを前面に打ち出し、付加価値の高い商品・サービスを提供すること、マクドナルドの様に魅力ある品揃えと業務効率向上を図ることで収益を確保することは、経営管理の基本であり、業務改善の原点です。また、立ち食いそば屋のように、小さなスペース(すき間)での営業を実現することで初期投資や固定費を抑え、なお且つ立地特性に応じた地域密着型の経営形態を展開し、一定の固定客を確保することで収益が上げられる損益構造を構築することは、デフレ時代をしたたかに生き残るための有効な手段となります。

このように、中小・零細企業がこのデフレ時代を生き残り勝ち組になる方法は、顧客を見つめて、価格以外で顧客を満足させる方法や価値を見出すこと、無駄を省き筋肉質な経営体質を作り上げることに知恵を絞ることではないでしょうか。皆様も存分に脳を使って、それぞれの企業に最適なこの苦境を乗り切る方法を編み出して下さい。

なお、余談ではありますが、いつのころからかは定かではありませんが、マクドナルドのメニュー看板で「スマイル 0円」の表示を見かけなくなってしまったことを寂しく感じるのは私だけでしょうか?

2009年12月 8日

相談の失敗

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。

夏から立て続けにあちこちの創業塾にかかわってきましたが、ようやくひと段落。
先週は創業塾関連の相談会が集中し、7日間で3件行ってきました。

多くの相談を受けていると、「短い時間で満足いただけた!」というケースもある反面、「あまり納得いただけなかったな」と反省するケースも出てきます。

相談会のパターンは色々で、相談時間や事前情報の有無などで、どれくらいの価値を提供できるかが大きく変わってきます。
でも、今回多くの相談を続けて受けたことで、私との相談の中で失敗しやすいパターンというのに気づきました。

それは、「営業されちゃう」こと。
マシンガントーク的な営業がお得意の方に多いのですが、私が現状の問題点などについて、質問や確認、改善のアドバイスをすると、「いえでもこれは○○なので、大丈夫です」と必ず反論(?)されてしまうのです。結果的にその商品や事業のよさをアピールするばかりで、会話が前に進まないのですね。
質問に対するストレートな返答ならまだよいのですが、言いくるめようとするように、少し話がズレていても必死に返す言葉を考えておられる様子。
何度も角度を変えて、話を進めようとするのですが、十分に伝えきれないまま時間切れになってしまうことが多いです。

相談の場で身構えさせてしまうというのは、私自身の力量不足以外のなにものでもないので、毎回とても反省してはいるのですが、もったいないなぁと思うのも確か。
私たちコンサルは決して敵でも客でもなくて、事業をよりよくするために一緒に考える立場です。厳しいことを言うこともあるかもしれませんが、私がどう思うかということではなく、事業をよくすることに意識を集中していただければなと思います。

SOHOプラザの相談に来られる際は、ぜひリラックスしてお越しくださいね。
「どうやったらうまくいくか」ということを私も真剣に考えてお話しますので、楽しく前向きにお話しましょう。

2009年12月 1日

チラシを作ってみよう

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。
先日、「新米経営者のためのスキルアップセミナー 宣伝編」を実施しました。
ここでは、実際にやっている事業を、お客様に愛していただくためのお話をしましたが、これから創業される方にとっても、「宣伝」という視点をもって考えるというのはとてもよい判断材料になります。

たとえば、ビジネスプラン作りで迷われている方に、私が時々お勧めしているのは、「宣伝するつもりでチラシを作ってみてください」ということです。
新規のお客様は、広告などから情報を得て、買うか買わないか決めるわけですから、それを見て「欲しい」と思ってもらわなければならないわけです。チラシであれHPであれCMであれ同じです。
表現力は媒体によって異なりますが、なかなかたくさんの情報を伝えるのは難しいので、とにかく紙一枚で心を動かせるか?をまず考えることです。

チラシができたら、客観的な目で見やすくなります。他社との比較も、より客観的にできるようになります。
また、他の人に意見を聞く場合にも、とても役に立ちます。知人などにチラシを見せて「これ買いますか?」と聞いてみるといいのです。
ライバルのチラシと並べて、「どちらを買いますか?」と聞くのもいいですね。
いくつかのビジネスモデルで迷っている場合は、それもそれぞれチラシを作ってみるのもアリです。まずは紙に表現することで考えがはっきりするという効果もあります。

私自身も、ゲームソフトを作っていたときは、企画段階で「パッケージの裏面」をまず考えたりしていました。

ビジネスプランを書くのと近いのですが、チラシを作るというのはよりお客様視点を持つためのノウハウなんです。
ぜひ一度、やってみてくださいね。