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創業支援相談員ブログ

神戸で起業支援をおこなっている「SOHOプラザ」のブログです。 起業に役立つ情報を発信いたします。

相談ジプシー

こんにちは。創業支援相談員の箕作千佐子(きさくちさこ)です。

前回、加山先生が意志決定について書かれていましたので、切り口は違いますが関連するお話をさせていただきたいと思います。

こちらの窓口に来られている方のお話ではないのですが、創業を目指される方の中で、「相談ジプシー」とも言える方を時々お見かけします。
非常に勉強熱心で、あちこちの創業塾に出席し、何人ものコンサルタントに相談をしているにも関わらず、何年も「創業準備中」の方。
色々とご事情もおありでしょうし、何も急ぐのがよいというわけでもないのですが、色々な情報に振り回され、右往左往されていることが多いようなのです。

同じ中小企業診断士でも、考え方やものの見方、アプローチの仕方はそれぞれ違うものです。多くの方に相談すると、色々な方向のアドバイスが得られることがあります。ある先生に相談していて、プランが進みかけたのに、他の方に相談したら「それではリスクが高いから、もう少し前の段階から考え直しては」などといわれることもよくある話。
(短時間の相談では経緯などのすべての情報を得られるわけではないので、そのせいもあります。)

それでも、確固とした自分の価値観を持って、実行すること、しないことを自分で決定できる方はよいのですが、実はそれは相当の能力が要るものと私は思います。
本来は、それは起業家として必要な能力ではあるのですが、主婦の方などでビジネス経験が少ない方にとっては、つい不安になって、慎重になりすぎてしまう原因となりがちのようです。

リスクヘッジは確かに重要です。事前に慎重に検討するのは重要なこと。
しかし、機会損失というものもあるからです。例えば100万円投資するという意志決定ができないがために、1年間勉強しつづけるくらいなら、100万円でできるだけのことをやってみて、失敗したら1年間パートで稼ぎ、再チャレンジする、なんていう選択の方がいいかもしれません。
そうすれば、似たようなセミナーに何度も参加したり、紙の上だけでビジネスプランを何度も書き直したりするよりは、はるかに多くのことを学べますし、自分の価値観もより強く確立することができます。経験することで、意志決定の力がついたり、他の人への説得力も出てきます。(あまりにも失敗だと難しいですが...)

ですので、そのような傾向があると思う方へのお勧めは、1人、相性のある相談相手を決めることです。可能であれば、マラソンの伴走者のように、継続的に全体を見ながら、アドバイス、誘導してもらうのです。医療で言えば、かかりつけ医といったところでしょうか。そして、専門的な分野については、別の専門家にスポットで相談するのです。セカンドオピニオンを求めても構いません。

SOHOプラザをはじめ、あちこちで無料の創業・経営相談の窓口があります。
創業者、中小企業者の特権ですので、ぜひ上手に利用してくださいね。

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